通話嫌い

 みなさんは‘‘通話”をしますか?

 スマホは持っているものの、まったく通話機能を使わない人ってそれなりにいると思うんですね。そういう人向けの契約の料金形態もありますし。私もほとんど使わないくちです。‘‘ほとんど"と言ったのは、使わなければいけないシチュエーションがときたまやってくるからです。その1つが、散髪の予約です。ちょうど今日それで通話しました。散髪に限ったことではなく、呑み会のお店やタクシーの予約もほとんど通話でしょう。これが私にとってものすごいストレスなのです。

 ストレスと言ったら言い過ぎかもしれませんが、通話するときはものすごく緊張するのです。番号を入力するところで心拍数が120越えます。発信ボタンを押すのに10秒はためらいます。もちろん電話がかかってくるのも怖いです。着信でスマホが震えればビビり、いつも一度深呼吸してから出ます。それで上ずった声で要件を話し、電話を切った後にものすごく安堵します。

 あまりにも嫌だったので、一度電話ではなく美容院に直接赴いて予約したことがありました。そのときは、切っている最中に「わざわざお店に来て予約してくださったんですね。電話でよかったのに。」と言われました。うわあああああ。そうじゃないいい。そのお店には最近行かなくなりました(散髪についても思うことはあるのですがいつかの機会に回します)。

f:id:qliff:20170617202852p:plain

(電話にビビるの図)

 なぜ緊張するのか。単刀直入に言えば、おそらく気まずいからです。通話で伝わる情報量は面と向かって話す時のそれよりも明らかに少ない。だから会話に齟齬が起こりやすい。それが嫌なのです。相手の表情が見えないし、ジェスチャーに頼ることもできません。相手にうまく伝わらなければ、それは自分の滑舌のせいかもしれないし、日本語そのものがおかしいのかもしれません。相手の言ったことが分からなければ、自分の理解力が無いのか、難聴気味なのかと思ってしまいます。そこでもう一度お願いしますと言うと「(なんだコイツ)」と思われるかもしれません。齟齬を回線や相手のせいにするのもふてぶてしい感じがします。余計な刺激を相手に与えていないか考えるのが負担なのです。

 結局コミュニケーション能力の欠如か不慣れが原因ですね。まあ後者でしょう。仕事などによって必要に迫られ、通話をよくするようになれば改善すると思います。相手によって(あ、この人も通話嫌いだな)と思うこともあります。自分もこんなふうだと舐められてしまうなとたびたび思います。それも嫌な理由の1つですね。

 では逆に通話慣れした人はどんな雰囲気なのか。これを考えてみました。次の記事に続きます。