ワンドロをやってみた

 3回目の更新にして典型的な三日坊主であったことを深く反省いたします。ただいま2015年12月31日午後10時半、年内の更新を目指して執筆中です。今年中にこの文章はブログに載せることができるのでしょうか。

 今日、ワンドロというものに挑戦してみました。もちろん初挑戦です。ここらへんからtwitterに入っていくのもアリなのではないかと思いまして。

 知らない方のためにワンドロについて簡単に説明します。正式名称は「深夜の真剣お絵かき60分一本勝負」といって、決められたお題に沿ったイラストを1時間で描くというものです。基本的に22:00~23:00の間に描くことになっていますが、一時間であればいつ描いても構いません。私は21:24~22:24で描きました。

 で、ハッシュタグってなんだ?とかちょっと調べてから、描いた絵を投稿しました。それがこちらになります。

埋め込み画像への固定リンク

 ここで画像を貼り付けようとしたのですが、ケータイから呟いた自分のツイートが検索してもなかなか引っかからない。私のタグのつけ方って本当にあってるんでしょうか?

 うおー、恥ずかしい。東方の宮古芳香です。全部シャーペンだし、ごまかしがヒドい。体とか全体的に修行が必要ですね。でも60分だし勘弁してください。

 

 はい、今言い訳みたいなことを言ってしまったのですが、どう思いますか?これは最終手段と言いますか、実力の無い人間の伝家の宝刀みたいなものです。

 ワンドロというのは、ルール上、「60分だし」という言い訳が絶対に成り立ってしますのです。これに対し、「ならあと23時間やってマシな絵にしてみろよ」と言われたら、自信を持ってyesと答えられるでしょうか?

 私は無理です。一日かけても、一週間かけても、この絵はまともな出来にはならないでしょう。そもそも描きはじめた時点から60分で切り上げることを前提として取り組んでいます。装備もシャーペン、消しゴム、B5のコピー用紙だけ、と色を付けることを考えておりません。

 60分というルールの中では、髪の毛の本数を数えることも、鉛筆で細かな陰影をつけることもできないのです。まともに描こうと思ったら絶対に時間が足りません。

 ところで、ワンドロのお題は締め切りの23時間と30分前に発表されます。なので、やろうと思えば23時間半かけて作品を作れるのです。ならばフルに時間を使ってやればよいのではないでしょうか。もしくはそうしている(ヒマな)人間をズルいと思うのでしょうか。

 私はそれでも構わないと思っています。しかも、絶対に60分で描いたということにします。これでいい作品を提出すれば、多大な評価を貰えるでしょう。

 ここで、ワンドロの存在意義を考え直してみたいと思います。とにかく、60分ぽっちで作者が満足できる作品は出来上がりません。絶対にです。まともな作品が作られないこんな企画がなぜ存在するのでしょうか?

 おそらく発案者は、初心者の救済を第一に考えたのだと思います。どんなにうまい人でも1時間では最高クオリティの作品は描けません。下手ならばなおさらです。下手な人がクオリティを上げるには、時間をかけるしかありません。そこでワンドロの実質的な制限時間を約1日として、それだけの時間を初心者に与えているのです。そうすることで、その人のレベルを「上級者の落書き」程度まで引き上げることができるのです。

 こうして参加者たちの実力差を埋め、和気あいあいとした雰囲気を生み出そうとしたのではないでしょうか。

 結果、ワンドロは初心者でも気軽に絵を発表できる場になっていると思います。私もそれに乗っかってみた次第です。

 しかし、素早く描けるようになっても、これだけでは精密に描くという技術が身に付きません。60分という免罪符がなくなった瞬間に、描いた絵は見るに堪えないものになってしまうでしょう。求めるものは交流なのか、技術なのか、早さなのか、完成品なのか、よく考えてからワンドロに参加するかどうか決めるとよいと思います。

 

結論・時間(ヒマ)がものすごく欲しい